

入力例
コロナ禍における新サービス開発プロジェクト
コロナ禍においてライフスタイルの変化を余儀なくされた中、少しでもストレスを和らげたり、体調管理を支援する製品・サービスが多くリリースされました。新製品・サービス開発のプロジェクトの入力例をご紹介します。(2021/5/7 公開)
ステップ2 「エントリーするプロジェクト」について
8. プロジェクトの名称
DanceForYou!
9. プロジェクトの実施主体
株式会社西南映像 www.seinan-movxxx.com
10. プロジェクトの連絡先
北川次郎、きたがわじろう、第二営業部、Jiro.Kitagawa@seinan-movxxx.com、XXX-XXXX-XXXX
11. プロジェクトの内容が分かる情報
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株式会社西南映像ホームページhttps://www.seinan-movxxx.com/
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〇×新聞社記事オンライン記事2020/6/30「巣ごもりに優れモノのサービス登場」
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△□誌オンライン記事2020/8/5「話題のDanceForYou!」
ステップ3 「プロジェクトの概要」について
12. プロジェクトのビジョン(何のためのプロジェクトか)
新型コロナ禍の中で巣ごもりしている人が、ダンサーや芸能人、人気キャラクターと一緒に楽しく踊ることができるようにすることで、多くの人たちの運動不足を解消するとともに、皆でハッピーになるプロジェクト
13. プロジェクトのターゲット(受益者・対象者は) *必須
テレワークを余儀なくされた一般消費者、劇場公演数自粛等の影響を受けた方
14. プロジェクトが挑んだニーズや課題 *必須
新型コロナ禍では、通勤自粛によりテレワーク勤務が増え、運動不足になる人がとても増加した。ジョギング、ウォーキングのほか、YouTubeでのワークアウト動画配信など、いろいろな運動不足解消方法が考えられたが、それらのみでは楽しみが見いだせずに、まだ運動できずにいる人も多かった。そこで、より楽しんで運動ができるようなサービスにニーズがあると考えた。他方で、劇場やテーマパークの講演自粛により、活躍の場が減少しているダンサー、芸能人が多くなっている状況もあり、エンターテインメント業界の人間として、この2つの課題に対応できることが何かないか、と考えるようになったことが取り組んだ切っ掛けとなっている。
15. プロジェクトが実現した成果やインパクト *必須
DanceForYou!1stは、△〇テーマパークへの協力依頼によって、人気キャラクター「ぷーすけ」「みっく」
「ぷるー」の出演協力を取り付け、YouTubeでのダンス動画を配信したところ、1か月で100万アクセスを超えるほどの人気を博し、家族全員でのダンスで楽しむファミリーが日本全国各地で続出した。DanceForYou!2ndでは、さらに著名俳優など芸能人の協力も加わり、YouTubeでのダンス動画を配信したところ、次の1か月でさらに累計1,000万アクセスを記録し、さらに幅広い層に利用されるようになった。とくに小劇場で活躍していた俳優らのダンスレッスンが人気を博した。DanceForYou!3rdでは、あらたなサービスとしてDanceForYou!Realを提供。ハメ込み映像を利用してあたかも一緒に踊っている動画を作成することができ、それが爆発的な人気を呼ぶこととなった。
16. プロジェクトの活動(成果やインパクトをどのような活動により成し得たか簡潔に) *必須
DanceForYou!は、株式会社西南映像のほか、株式会社〇〇フィルム、株式会社△△工芸社など、番組制作で元々付き合いのあった会社で仲の良かった3人組で企画を開始した。大規模テーマパークでは、閉演や入場制限のため、人気キャラクターを演じる従業員の出番が減じていたことから、世間一般の方々の運動不足解消、楽しみの提供に加えて、YouTube配信による収入を従業員の副収入とすることと一部を社会貢献のための寄付金とする仕組みを考え交渉したところ、快くご協力を得ることができ、この企画がスタートした。ある程度の人気を獲得しつつある段階で、芸能事務所との交渉を同様の仕組みを元に進め、こちらも快くご協力いただき、拡大していくことができた。ひとえに、分かり易い目的、楽しさの演出、社会貢献、自己収入にも繋がる、という仕組みにできたことから、広く賛同を得られ、広く支持をいただき成功することができたと考えている。
ステップ4 「プロジェクトの特徴」について
17. ビジネス戦略、ビジネス化の仕方において特に優れているところ *必須
ここまで拡大できたのは当初の目論見としては予想以上のことですが、社会貢献の要素も組み合わせることで、参加する方が参加し易い仕組みを作れたことが大きな成功要因となったと考えています。また、最初から無理をせず、まず初めに人気キャラクターの協力を得て、家族で楽しんでいただくところから始めて話題作りに成功することができ、その後は世間の支持の拡大に合わせて提供する内容の拡充やサービスの充実を行っていったことが良かったと思います。新型コロナの状況がなければここまで成功できなかったかもしれませんが、企画して動き出すタイミングが丁度良かったのでしょう。また、取組んでみると、様々な方からのご協力を得ることができ、皆さんのご協力あっての成功と考えています。
18. プロジェクトマネジメントの仕方において特に優れているところ *必須
SNSでのコミュニケーションチャネルを開設し、いわゆる「中の人」がDanceForYou!の様々な企画や搭乗者のプライベートインタビューを毎日掲載して、視聴者の興味関心を得ること、それと並行して同チャネルで視聴者からの声を丹念に拾い、提供している内容への評価、今後の出演者の希望を分析して対応したことが奏功したと考えています。
19. メンバのリーダーシップが特に優れているところ
番組制作で馴染みのあったメンバで企画を始めたため、幅広いエンターテイメント関連の人脈でのアプローチができたことがこの動きを作り出すことができた要因ではないかと思います。特に、仲の良い知り合いのメンバで、最初は「こんなことができると面白いよな」というオンラインでの酒飲み話から始め、「面白いからやってみるか」という3人の勢いでここまでやってきています。ただ、会社の仕事としてやるのでは成しえなかったことで、仕事上のしがらみは外して、「人のために何ができるか」「世間の役に立つこととして何ができるか」「そして面白いことをやれたら良い」というところから出発して、後に所属会社の協力も取り付けていくということとなりました。まずはいろいろな制約を外して考えて行動してみることができた、ということが今回の面白い仕組みを実現できた原動力だと思います。